そろそろまた体力戦になるので
最近はよく歩くようにしております
今日は池袋
で、見つけたよ

!?(;゜∇゜)
店名なのかなあ

ああ成る程、シャレオツですなあ(^^)
…
…
散った桜吹雪のなかを笑顔で歩いているのは…
立教大学の学生か…
大学時代か…
懐かしい。
…
そういえば。
カレー。
皆様、どっち派ですか?
私は最近は糖質制限上カレーはご法度ですが
昔は食べ物派でした。
つーか貧乏すぎて
学食バイトの時に余ったカレーを大量に頂き
ずっと
カレーでした
味のアレンジも様々でした
僕の食べ物派はどこから来たのか
それには忘れられない優しさがあります
昔
オリジンにレストランがありました
今またあるみたいですね
今みたいに綺麗な感じではなかったけど
当時の、学生時代の私もまあ貧乏で
オリジンで何とか
限界まで少量のオカズで満腹になるまで食いまくり
残りをタッパーで持って返り
朝、塩おにぎりにして凌いでました
とある日
いつものようにタッパーを出したその時
となりの主婦に
みてあれ、米泥棒よ。
と呟かれました…
振り向いたらそこには主婦が二人ヒソヒソと私を見て呟いてます
…
傷つきました
確かに、怒られて当然でしょう
しかし昔は違いました
店からしても、出したものは捨てなくてはなりません、ですからもったいないので残りを持って帰る
これは当たり前でした(もちろん客の自己責任です)
でも泥棒と言われたあの日
僕は、タッパーをしまいました
主婦は
当たり前よ。
と、聞こえるようにいい放ちました
お下げしてよろしいですか?と聞かれたので頷き、食器は下げられました
…
すぐには帰れませんでした。
頷き、この気持ちや感情はどこから起こるものなのだろうと必死に考えていました
少しは反省したのかしら…
主婦はこちらを見てまだ言います
もちろん初めて見る方です、いや、それよりなにより、です
僕は
何故
こんなに
悲しく
みすぼらしく
悔しい気持ちに
なるのだろう
必死に考えました
答えは出ません
満足したように主婦達も帰り
私も席を立ちました
会計を終えたその時です
どうぞ…
店員さんがビニール袋をくれました
!?
気になさらなくていいと思います
そう
はっきり言ってくれました
中にはさっきの残したお米が入ってました
…すみません、僕は…
いえ、こちらとしても助かりますし、もったいないのでいいんです。お芝居頑張って下さい。
そう、僕はここでいつも台本を読んでいたんだ…
ありがとうございます
いいえ、頑張って下さい
…
ちょうど桜散る中、チャリで家路に向かう僕。
人の優しさとは、なんて尊いものであり、大切なものなのであろうか…
感謝。
感謝。
感謝…。
家に帰って、そのまま寝た翌朝。
…
仕事でもないのに、何の利益もないのに僕の為に丁寧にラップで包んでくれたカレーのルー
そして同じく丁寧に包まれたオリジンの残りご飯
これで、カレーを食べた。
涙が。止まらなかった。
オリジンの一件だけでなく
実は、伊木坊!伊木坊!と可愛がっていてくれた料理長の方が
亡くなられたからだった
ステージ4のがんだったらしい
僕の在学4年間
ほぼ、料理長のカレーで危機を凌がさせて頂いていた
この日のカレーは
料理長の
最後のカレー
そしてこの
オリジンの店員さんが包んでくれた
残りのお米。
…
…
立教大学の学生が笑顔で歩いている
今年もこの季節が来たのか
でも絶対あれだけは忘れない
いや
忘れられない
料理長とオリジンのバイトの子の笑顔だけは絶対。
僕はあのカレーが
今でも一番美味しいカレーだと
思うのです。
だから
僕は、食べ物派、です。
そして
そして今度はその味を知らない若い人達に
あの日
僕が泣きじゃくりながら食べた一番美味しいカレーを
そろそろ
作らなければいけない番ではないかと
そう
思うのです
そんなオッサンが一人位いても、ま、許してくれるんじゃないかと
そう
思うのです