
何から話そう。
とりあえず今日
別世界カンパニー及び関係企業は
Kプロダクションとの提携を破棄した。
原因は『H』という私や団体に迷惑をかけた役者が
Kプロダクション所属で共演者の『N』に
Kプロダクションを紹介してくれと頼み、そこで活動した事にある
要は『筋が違う』事をした
別世界とKプロダクションは提携関係にあった
もし逆の立場でKプロダクションの社長に
『この子、ウチで迷惑かけたやつだよ』
と私が聞いたら
私は即刻その俳優を使わない
社長の顔がたたないし、筋が違うからだ
しかし今回
Kプロダクションはそれをしなかった
私は何度もお願いしたが、『筋を通す』事の重要さを
劇団とプロダクションの
考え方の違いと捉えられてしまったようだ
………
社長には長年お世話になってきたし
よい提携関係を築けてきたと思う
まだ劇団や会社が小さな時から
持ちつ持たれつの関係を展開できてきた
今回の『H』の問題も
私がそれを曲げれば良好な関係を継続できただろう
1月に『H』から詫びの電話がきた
もちろん許されない
しかし私は今日まで考え続けた
私が紹介したKに所属する俳優はどうなるのか…
Kからの紹介でまた出たいと言っている『K』所属のタレントももちろん出れなくなる、タレント個人にもデメリットがでる…
何より『K』プロダクションの社長の素晴らしいお人柄故、私は尊敬し提携させていただいていた…
私についてきているみなが
私を囲むすべての会社が
今回の『H』の行動を我々がどう処理するのかをみていたのだった
私は。決断した。
【我々は全撤退する】
私が[それ]を曲げれば良好な関係を継続できただろう
[それ]とは
信念、である
高知にお見舞いにいった時監督がおっしゃった
『お前という玉ねぎ、剥かれるだけ剥かれればいい、でも最後に絶対剥けない何かを常に持て』
だから私は提携をやめた
これから我々は大仕事に取りかかる
『信念』と『信頼』&『筋』と『義理』+仲間
損得勘定=仕事、じゃない
だとしても俺は絶対
死ぬまで徹底抗戦する
信念
玉ねぎの、芯
絶対削れないもの
それを
私は持ちつづけていきたい