DATE:
2008/08/29(金) 18:48
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日記
なんか嬉しかった。
10年来の親友と久しぶりにいっぱい話せてすっごい嬉しかった。
オフィスに、親友がやってきたのはお昼頃だ。
朝からのボイストレーニングも終わり一息ついたまったくいいタイミングだ。
新撰組や役者のモチベーションや彼の事務所や
本当にいろいろ話した。
事務所の社長が作品を評価してくれたこともそうだけど
一緒にやれてうれしいし、次もやりたいと言ってくれたことが何よりうれしかった。
彼は商品だから、これから事務所の社長と話さなければならないのだけど
志の高さ!
お互い確かめ合った真実が、そこにはあったような気がした。
役者としての演技力。演出家としての演出力。
演技力。演出力。
己の力。
だれがどうとかまったく関係ない。
純粋に、シンプルに今もつ、私の才能。
高まっているか。
燃えているか。
ひとつ上のステージへいけるか。
午後に今年から発足するビックプロジェクトのミーティングがあった。
築地ブティストホールの館長小熊さん、30万件以上のアクセスをもつ生きテクの代表オキタさん、先日毎日ファッション大賞を受賞された株式会社アバンティの渡辺智恵子社長、環境革命のシナリー営業所長の鈴木さん、柴田プロデューサーなどが勢ぞろいした。
蜷川もそうだけど、大物と呼ばれる人たちは、なぜいつもこうまで謙虚なのだろう。
きっと広い視野をもちつつも常に、新しい知識や情報、出会った人の経験や人生を謙虚に受け止め
自分のフィールドを広げる好奇心を持てるからではないだろうか。
そう思えてならないのだ。
新しいフィールド。
この人たちと対等に本当に僕は、才能を、出し切れるだろうか。
でも、心は好奇心でいっぱいだ。
だからこそ高めたい。
才能を出すのに遅すぎることはない。
声やストレッチやメンテナンス、できることから始めればいい。
数々の新しい希望の帆をかがげるのは誰でもない、おのれ自身なのだから。
な、今日帰りがけにいってくれた言葉すげぇうれしかった。
すげぇうれしかったんだ。
DATE:
2008/08/28(木) 09:11
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日記
勉強不足の不甲斐無さを感じる。
演出家が歌舞伎の様式や名前をすべて言えないなんてありえない。
文楽に行かないなんてありえない。
能や狂言の本質を答えられないなんて、ありえない。
今の自分は果たして本当に。
恐怖におののくたび、すべてを再確認するところから始まる。
高校演劇の演出や新撰組の勉強のしなおし、
新たな知識とトレーニング次回作の勉強と美術プラン
そう、いまでも思う。よぎる。
そしてとっても自分に今でも毎日罵倒する。
役者を作業で疲弊させてはならんのだよ!
僕は新撰組で、道具に長けた役者が、最後まで衣装を着ながらナグリを持っていたことを知っている。
僕は衣装を、進んで自分の範囲以上、自主的に協力してくれた子の名前を全部言える。
掃除を一回多くやってくれた人を知っている。
全体的にちょっぴりだけど多くやった目立ちにくい子の功績も忘れてはいない。
昔師匠に、部署を手伝う演出家がどこにいる!誰が全体を見るんだ!
とどなられたなぁ。
でも僕という人間はそういう姿を見て、心が痛むんです。
なんだかやりきれないんです。
だからせめて
せめて熱くないように
せめて腹へらないように
せめて環境よく
でもね。
せめてって言葉は結果の言葉。
せめてってなる前に
今!
未来のベニサンピットに立っていなければならないんだ。
せめてなんて言葉はこっちから願い下げして
未来を今から出陣してかえにいったる。
今
今
今!
DATE:
2008/08/22(金) 10:10
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日記
新撰組伝が終わった後すぐにミュージカルがあってそのまま高校演劇に突入した。
緊張感のあるいいペースだけど、疲労などで余裕がない状態におちいってかかわるみんなに迷惑をかけないよう、メンテナンスは今まで以上に強化したい。
新撰組伝。
これを思い出したとき、よみがえるのはただ一つは・・・声。
声優の柳沢三千代さんと話す機会があったので声のことについて密に話した。
カレーパンマンの声はどうやら脱力から出しているらしい。
青二プロダクションの彼女は僕のボイストレーニングと同じようなアップを楽屋口で毎日やっていた。
これだけ売れててもやってんだ・・・・
あらためて謙虚な気持ちにさせられた一面だった。
母音法発声もきちんとやってからの子音法。やってることはやはり一緒だ。
この人は舞台でも相当うまいだろうな・・・・・
声優に舞台の基礎トレは大切かという一つの疑問が、その瞬間、きれいに解けた気がした。
彼女はwakuという声優朗読劇に出演する。
ちびまるこちゃんの声をやってるtarakoさんや山口美砂さんも一緒だ。
伊 招待券までいただいてしまって・・・すみません
柳 伊木さんがいなかったら幕あいってなかったよ。ありがとう。
伊 ・・・・・・・・・・
新撰組伝で疲れ果て僕のたからだに、一挙にエネルギーで満たされる・・・
常に謙虚さを忘れず、初心を忘れず、向上心を持つこと
それこそは、それだけで素晴らしい素質だったのだ。
ふと、新撰組伝の役者の顔がよぎった。
色々な個性がいたけど、最後までみんな、その素質だけは輝いてたな・・・
演出してた時心の中で
その個性でいいんだよ。その誠実さがあるから不器用なおまえだけど、おれ好きなんだよなぁ。
って思ってたなぁ。
そう思った時、暑くてげんなりしていたベニサンピットやワークショップの日々がうかびあがってきた。
目をつぶる。
何かさびしい。
そうか、あれはもう終わってしまったのか。
・・・・・・・・・・・・
いや、ちがう。
そんな個性とであえた最高の公演であったからこそ
また新たな一歩を不器用な輩と楽しむことができる。
楽しむことこそトレーニングなり。
それを見つけにまた、今日も家から近いオフィスへいこう。
昔の仲間が、また誰かひょっこり顔を出しているだろうから。